和菓子の歴史
和菓子の歴史について見てみましょう。
洋菓子が日本に伝わったのは、明治時代なので、それからの歴史に比べると、和菓子の歴史は長いです。
長いだけではなく、奥深いもので興味をそそります。
日本に昔からあるお菓子のことを「和菓子」というのですから、それだけ歴史を積み重ねてきたことになります。
和菓子の元祖…は簡単に言ってしまうと「果物」だと言われています。
兵庫県豊岡市三宅の中嶋神社に祀られている田道間守命が和菓子の祖です。
『古事記』や『日本書紀』によると、田道間守命は天皇の命を受けて、
不老不死の理想郷である『常世の国』を求めて旅立ったと言われています。
その旅を終えてもち帰ったものが、和菓子ということなのです。
それから徐々に和菓子が日本の中で普及していくのですが、
鎌倉時代では、宗教の中でも"禅宗"が影響をもたらしました。
室町時代には、お菓子に新しい文化が加わりました。
カステラ、キャラメルなどが伝わった時代でもあり、
今まで食用とされていなかった卵や貴重とされていた砂糖をお菓子に使用することを学びました。
戦国時代には、現在のようにお茶請けとしてもてなすようになりました。
貴族や上流階級の人たちで楽しんでいた和菓子を、
庶務文化として取り入れるようになったのは江戸時代からです。